【飾り山笠】 中洲流

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中洲流
 
中洲四丁目の中洲大通りに建つ。テーマは表が合戦絵巻もの、見送りが黄門さまであることが多い。
中洲は九州一の歓楽街。周囲はクラブ、スナックなどで、夜ともなると心の解放を求める酔客でにぎわう。分かりやすさも考慮。(博多区中洲四丁目)
 


表標題

合戦宇治橋攻防かっせん うじばしのこうぼう

人形師

三宅隆

内容説明

治承四年(1180年)五月高倉宮以仁王は、かねてよりおごる平家に反感を抱いていた源三位頼政の勧めに従い諸国の源氏に平家討伐の令旨を発して叛旗をひ るがえした。頼政は宮を宇治の平等院に移し三井寺の僧兵らと、宇治橋を挟んで、平家の大軍を迎え撃つ。橋板を取り外して敵の進撃をはばみ、頼政はじめ三井寺の豪の者が、弓矢を取っては敵を貫き、矢数尽きれば長刀を取って橋桁を伝い、敵陣に躍りこみ、凄絶な死闘を繰り広げた。 「平家物語」“橋合戦”
 



見送り標題

老公薩摩霽濡衣ろうこう さつまのぬれぎぬをはらす

人形師

中村信喬

内容説明

水戸老公主従が薩摩を陥れようとする柳沢吉保の陰謀を阻止するため旅をする。薩摩藩の船が神奈川沖で沈み船の荷からご禁制の洋式銃が見つかった。これは薩摩の富を手に入れたいと欲する柳沢一派の企みであった。老公主従と松平源之助らの活躍で薩摩藩の密貿易の疑いを晴らす。

 

総務 原田和良
今年の中洲流の飾り山笠は、表は源平の合戦の発端となる「橋合戦」を、見送りは薩摩藩にかけられた疑いを晴らすために活躍するご存知「水戸黄門」を題材に しました。博多祇園山笠の期間中、福岡市には300万人を超える人出があると聞いております。不況が叫ばれる世の中ではありますが、この豪華絢爛な飾り山 笠を建て、町全体をたくさんの提灯などで装飾してもり立てて参ります。是非、ご覧ください。

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