櫛田神社

櫛田神社

櫛田神社
 

七百七十年の伝統を誇り、全国的に知られる博多祇園山笠は、当社の祇園神(素盞嗚命)に対する氏子の奉納神事であります。博多祇園山笠振興会をはじめ関係各位の努力によってお祭りが年を追うごとに盛んになり、奉仕者として喜びにたえません。

博多山笠は、その昔、蒸し暑い夏を無事に越したいと願う博多の人々によって始められた祭りとされ、運営においては現在に通じる”自治“が重視されたことに特色があります。今年も安全・安心に遂行されることを願っております。

さて、櫛田神社は博多総鎮守にふさわしい神社を目指して、平成十二(二〇〇〇)年の「第四十八回式年遷宮」では本殿、拝殿の改修工事、回廊の新設などに取り組み、また平成十九(二〇〇七)年の「千二百五十年祭」には本殿、拝殿の屋根の葺き替えなどの記念事業を実施。
清楚な社、憩えるたたずまい―に氏子、崇敬者のみなさんがなごんでいただけるよう努めています。
一層のご支持をお願い申し上げます。
 
櫛田神社宮司

 


櫛田神社縁起略記

 


中殿に大幡主大神、左殿に天照皇大神、右殿に素盞嗚大神を祀る。
大幡主大神は天平宝字元(七五七)年に鎮座し、素盞嗚大神は天慶四(九四一)年、藤原純友の反乱の鎮圧に当たった小野好古が神助を祈願し山城(京都)祇園社から勧請した。天照皇大神についてはあまりに古くて記録にない。
中世、兵火に遭って度々、荒廃したが、天正十五(一五八七)年、秀吉公が博多町割(復興)の実施とともに現社殿を建立、寄進した。古来、商売繁盛、不老長寿の”お櫛田さま“として篤い信仰を集めている。

  

   櫛田神社 第四十九回 式年遷宮

  櫛田神社第四十九回式年遷宮奉賛会 趣意書

櫛田神社は天平宝字元年(七五七年)の創建と伝えられ、左殿に大神宮(祭神 (あま)(てらす)大神(おおみかみ))、中殿に櫛田宮(祭神 大幡(おおはた)(ぬしの)大神(おおかみ)及び弟神(おつ)若子(わくこの)(みこと))、右殿に祇園宮(祭神 須佐之男(すさのおの)大神(おおみかみ))を奉斎しております。

 爾来、博多の総鎮守として千二百六十余年の長きに亘り、氏子・崇敬者の信仰を集めると共に博多の町民文化や伝統行事を継承して今日に至っております。

 特に博多が誇る国指定の重要無形民俗文化財である「博多祇園山笠」は平成二十八年、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

また、博多どんたく港まつりの源流で国の選択無形民俗文化財である「博多松囃子」も、令和二年五月に国指定の重要無形民俗文化財に登録されました。櫛田神社に関わる神事が福岡を代表する伝統行事として再評価されています。

 このように、近年は福岡市の発展と相まってこれらの伝統行事に対する認識が深まり、福岡市が近代都市に息づく人情味溢れる独自の文化を持った都市として様々に紹介される機会が増えたことは喜ばしい限りであります。

令和七年に、櫛田神社が氏子・崇敬者から奉仕される二十五年に一度の式年遷宮を迎えるにあたり、今日まで神社を護持し伝統神事を守り続けた先人のご苦労と郷土に寄せられた真心にあらためて敬意を表し、常に博多の町の中心として人々の心を一つに集い崇敬を寄せられた櫛田神社の霊妙なる御神威を敬仰してやみません。

 茲に、崇敬の念と志を共にする者相集い、櫛田神社第四十九回式年遷宮奉賛会を結成し、「うけつぐ博多のこころ」を合い言葉に、博多の伝統と文化を次世代に受け継ぎ、また広く世界に伝えるために多くの方々にご理解とご賛同を賜りましたことに厚くお礼申し上げますとともに、来る令和七年秋に奉仕されます上遷宮祭の厳修、記念事業の完工に格別のご指導とご支援をいただき、真心こもった浄財をお寄せ下さいますようお願い申し上げます。                         

                                              敬白令和二年佳辰

櫛田神社第四十九回式年遷宮奉賛会 会長 松尾 新吾

博多総鎮守 櫛田神社          宮司 阿部憲之介

                                     氏子・崇敬者各位 

 

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第四十九回式年遷宮奉賛会役員  第四十九回式年遷宮役員名簿

 

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