中国を統一せんと二〇八年七月、魏の曹操が百万もの兵を起こして南下して来た。劉備は彼を慕ってついてきた農民らと共に江陵へ撤退しようとしたが、途中に追いつかれ、乱軍の中散々に打ち破られ、妻の糜夫人と王子の阿斗が敵の中に取り残された。劉備の騎兵隊長、趙雲子龍は単騎で敵中に乗り込み、重症の身では足手まといになると自殺した夫人の願いで阿斗を抱き、行く先々で敵将の囲みを退けやっと味方の張飛が守る長坂橋を駆け抜けた。

西遊記(さいゆうき)

室井 聖太郎

中国の十六世紀頃に書かれた壮大な冒険物語です。時は唐時代、主人公の三蔵法師(玄奘/げんじょう)は最高級の仏典を求めるため、孫悟空、猪八戒、沙悟浄、玉龍を連れて天竺を目指す旅に出ます。各々が過去に罪を抱えており、その罪に対し長き苦難の旅に出る贖罪の旅でもありました。飾り山の場面は最強の妖怪、牛魔王との対決の場面です。死闘を超えた結果、一行はついに天竺にたどりつき目的の経典を手に入れます。その功が認められ各自が仏の位につくことを与えられます。三蔵法師は歴史上実在した人物です。
総務:古池 善司